意外な嵐

他人の言葉を借りずに、自分の言葉で紡ぎます。ユーモアを大切に

ハルキ

テスカトリポカをきっかけに、また本を読み始めた。悪い意味で常に何か考えてしまう性格なので、脳を疲れさせるには読書はピッタリだ。

遠藤周作村上龍の小説を数作図書館で借りて読んだ後、村上龍の本でもまた借りようと「む〜」の本棚を漁っていたら、村上春樹の小説に出会った。当時は彼に興味はなかったけど、たまたま本棚にあった「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」はTwitterで見かけたことがあったから、とりあえずそれを借りることにした。

上巻の前半はかなり読みにくかったけど、だんだんとハマっていって最終的には下巻も読破して村上春樹にかなり興味を持つようになった。つい最近の映画で話題になってた「ドライブ・マイ・カー」の原作も彼によるものだと知った。とりあえず村上春樹作品を色々と読みまくろうと思って、ずっと前から名前だけは知っているノルウェイカフカを借りようとしたけど、本棚にはなかった(借りられてた)から結局、これまたちょうど本棚にあった「ねじまき鳥クロニクル」を借りた。

やっぱり主人公は厭世的で孤独なタイプで、自分に重なってしまった。でも世間にこれほど支持を受けてるということは、きっとみんな表に出さないだけで人生に疲れていて孤独なんだと思う。そう信じたい。

結構キツイ不倫の描写もあったから、また人生の結婚について深く考えることになった。ここまで読んだ現状の僕の結婚観は、結婚不可能派です。(過激派!!)

でもやっぱり自分の哲学を深めてくれる小説が読んでいて楽しい。まだ中巻の終盤までしか読んでいないし、自分の結婚観も救われるかもしれないから、こんなこと書いてる暇があったら早く読み終えた方がいいよね。